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むし歯

Tooth decay

Tooth decay

むし歯

むし歯を放っておいていませんか?

皆さんの中には、一度痛みが出ても、毎回痛まなければそのままにしてしまう。という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくむし歯の治療をしても、痛みが落ち着いたからといって治療の途中で辞めてしまうと、そこからさらにむし歯が悪化してしまいます。もし、初期の段階でむし歯が見つかれば、削らずに治すこともできますし、たとえ治療が必要となっても、小さな範囲ですから治療がとても楽なものになります。また、定期的に歯科検診を受けている方は、そうでない方に比べてむし歯になるリスクが低いことが報告されています。

むし歯の原因

歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これがむし歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質を溶かしてむし歯を作ります。歯磨きしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのにむし歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなど歯の成分を元に戻してくれる働きを持つ唾液の力が強い人です。歯質は一人一人異なり、むし歯になりやすいかどうかを左右します。

むし歯の検査

歯科医師、歯科衛生士による口腔内診査
1.歯科医師、歯科衛生士による口腔内診査

患者さんに説明する時に少しでも分かりやすいように、図や写真などを用います。直接見えない部位は、口腔内カメラで撮影し、大きなモニター画面に映すこともできます。歯の色や歯質の硬さの診査を行い、健康な歯質との違いを調べ、削る必要があるのかどうかを決定していきます。当院では、患者さんの大切な健全歯質の保存を心がけます。

デジタルエックス線によるレントゲン検査
2.デジタルエックス線によるレントゲン検査

目では見えない歯の内部の構造を、歯科用デジタルエックス線にて診断してご説明いたします。

ブラッシング指導
3.ブラッシング指導

プラークの染め出しを行い、磨き残しがないように歯ブラシの当て方をご指導いたします。また、現在の食事や間食の状況を聞かせていただきき、むし歯になりにくい間食の取り方などもご説明いたします。

むし歯の進行と治療

初期のむし歯
C1初期のむし歯

痛みやしみを感じることはほとんどありません。

まだ穴が空いていない、表面が白く見える初期むし歯はプラークを溜めないようにして、歯を削らずに、フッ化物などを活用して再石灰化させることが可能です。

歯の内部まで進行したむし歯
C2歯の内部まで進行したむし歯

冷たい食べ物や飲み物で痛みを感じることがあります。むし歯が歯の神経に近づくにつれて、温かい食べ物や飲み物でも痛みを感じるようになっていきます。

むし歯の範囲が小さい場合にはコンポジットレジンという合成樹脂で修復して治します。範囲が大きい場合には歯型をとって部分的な詰めものや全体的な冠の被せ物を作っていきます。近年では、奥歯でもプラークが付きにくく、審美的なセラミックスやジルコニアを希望される方が増えています。当院では、奥歯の大きめな範囲でも特殊な器具を用いて、なるべく金属製のものではなく、歯の色に類似したコンポジットレジンでの修復を行います。

歯髄(歯の神経線維)まで進行したむし歯
C3歯髄(歯の神経線維)まで進行したむし歯

何もしていなくてもズキズキとした痛みを感じます。

歯が保存できる状態であれば、歯の根の治療といって、部分的に炎症している歯髄のみ除去し、健全な部分を洗浄して保存する治療か、神経線維を全て除去する治療(抜髄)を行います。むし歯の大きさや症状にもよりますが、なるべく歯の神経線維の保存を目指します。

ほとんどの歯質が失われた歯
C4ほとんどの歯質が失われた歯

歯の神経が感染を起こして死んでしまい、痛みなどは感じなくなります。日によって腫れたり、引いたりを繰り返します。このまま放置すると歯根の先に膿がたまったり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

抜歯を行い、ブリッジ、入れ歯、インプラントで補います。

Root canal treatment

根管治療

C3のような重度のむし歯の場合は歯の根の治療(根管治療)を行う必要があります。

根管治療を行うに当たって大切なこと

正確な診査診断
1.正確な診査診断

患者さんの大切な神経線維を本当に取り除く必要があるのかどうか、痛みの状況を良く聞かせていただき、拡大視野下にて様々な診査をして決定していきます。当院はCT撮影による診断も行っております。根管内の感染が進行している場合、通常のレントゲン診断だけでは小さな病変や分かりにくい病変を見落としてしまう可能性がありますが、CTで3次元的に撮影することによって、病変をはっきり捉えられるので見逃すことがありません。診断の精度も高まるので、治療可能かどうかも確実に判断できます。

ラバーダム防湿
2.ラバーダム防湿

根管治療の敵は細菌です。唾液中の細菌が治療中の根管内に侵入すると根の病気の再発率が高くなってしまいます。そこでラバーダムと呼ばれるゴム製の薄いシートを用います。ラバーダムの使用で根管治療の成功率は非常に高まると言われています。そのため欧米諸国ではラバーダムの装着は必須となっています。一方、日本での使用率はとても低い状況です。当院では、根管治療の際、ラバーダムを使用して患歯のみを露出させることで唾液などの侵入を防ぎ、根管治療の成功率を高めていきます。

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